「法務教官」は、深い慈愛と専門的知識に基づき、非行を犯した少年に対して、社会不適応の原因を除去して心身ともに健全な少年として社会に
復帰させることを使命としています。
法務教官は、教官A(男子)と教官B(女子)に区分されています。
教官Aは主として男子被収容者、教官Bは主として女子被収容者を対象に、次のような職務に従事します。
(1)少年院に勤務した場合
少年院に収容された少年の円滑な社会復帰を図るため、個々の少年の問題性に着目し、集団活動、面接、相談助言、講話などを通じて健全なものの見方、
考え方および行動の仕方を指導する生活指導、余暇を健全・有効に活用する習慣を体得させるレクリエーションの指導その他の矯正教育に従事します。
(2)少年鑑別所に勤務した場合
少年鑑別所に送致された少年の身柄を保護し、安んじて審判が受けられるよう心情の安定を図るとともに、少年の問題性、改善可能性などを探り、
その資質の鑑別に役立てるために、面接、相談助言その他の業務に従事します。
「法務教官採用試験」は、以下のように実施されます。
・第1次試験:教養試験(多肢選択式)、専門試験(多肢選択式)、専門試験(記述式)
・第2次試験:人物試験、身体検査、身体測定
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