■調剤事務管理士技能認定試験とは?
保険医療機関が処方せんを発行し、薬の調剤は保険調剤薬局が行う、という医薬分業が進んでいます。
保険調剤薬局では、薬剤師が調剤に専念するため、処方せんの受付や会計を担当する事務スタッフを求めています。
薬剤用語の知識をもち、調剤報酬の仕組みを理解し、正確に調剤報酬を算定し請求できる事務スタッフの育成・認定を目的に、制度化されたのが「調剤事務管理士技能認定試験」です。
処方せんの内容から調剤報酬を計算するスキルは専門性が高く、調剤事務管理士の有資格者は、全国の保険調剤薬局で高く評価され、就職の際に、大きなアピールポイントとなります。
■資格取得方法
年6回実施される「調剤事務管理士技能認定試験」を受験し合格すれば、「調剤事務管理士」の称号が付与され、認定合格証が交付されます。
■合格者へ付与する称号
調剤事務管理士
■受験資格
受験資格は問いません。
年齢制限もありませんので、どなたでも受験できます。
■試験内容・出題範囲・試験時間
■試験内容
(1)実技試験:調剤報酬明細書の点検1問、作成2問
(2)学科試験:マークシート(択一式)、10問
■出題範囲
(1)実技試験
・調剤報酬明細書を作成するために必要な知識
(2)学科試験
・法規(医療保険制度・公費負担医療制度等についての知識)
・保険請求事務(調剤報酬点数の算定、調剤報酬明細書の作成・薬剤用語等の知識)
・薬の基礎知識(医薬品・薬価基準の基礎知識、薬の作用等)
■試験時間:実技・学科あわせて2時間
■試験日
奇数月(1月、3月、5月、7月、9月、11月)の第4土曜日、年6回実施
調剤事務管理士技能認定試験 年間試験日程
■2016年
・1月23日(土)
・3月26日(土)
・5月28日(土) 申込期間:3月1日(火)~4月25日(月)
・7月23日(土)
・9月24日(土)
・11月26日(土)
■2017年
・1月28日(土)
・3月25日(土)
■結果の通知
合否の結果は試験実施後1か月以内に文書にて通知します。
■合格基準
(1)実技試験:点検・各作成問題ごとに50%以上の得点をし、かつ、3問の合計で70%以上
(2)学科試験:100点満点中70点以上
※実技・学科ともに合格基準に達した場合に合格と判定します。
※実技試験の得点は問題ごとに持点を定め、正解の得点合計により判定します。ただし、全問題の得点合計が合格基準に達していても、いずれか1問の得点が50%未満の場合は不合格となります。
■試験会場
札幌、旭川※、仙台、福島、盛岡※、東京、横浜、千葉、埼玉、群馬、栃木、茨城、新潟、長野、名古屋、三重、静岡、浜松、金沢、大阪、奈良、神戸、京都、福知山※、岡山、島根、広島、松山、高知※、福岡、宮崎、熊本、沖縄※
※旭川、盛岡、高知、福知山は3月、7月、11月のみ実施
※沖縄は3月、9月のみ実施
■受験料
5,700円(税込)
※2014年5月より受験料が変更になっております。
■合格率
調剤事務管理士技能認定試験の合格率 ※過去1年分の試験実績
・62.1% (2016/03:受験者数 2,830人)
・58.3% (2016/01:受験者数 2,714人)
・48.7% (2015/11:受験者数 2,502人)
・59.8% (2015/09:受験者数 2,743人)
・61.8% (2015/07:受験者数 3,291人)
・51.1% (2015/05:受験者数 2,725人)
※過去の調剤事務管理士技能認定試験 合格率はこちらから
■お問い合わせ
技能認定振興協会
〒101-8638
東京都千代田区神田佐久間町3-2 ソラスト秋葉原ビル2階
TEL:03-3864-3559
FAX:03-3864-5112
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