現行の医療保険制度において診療報酬請求事務従事者は、医療保険制度、診療報酬支払制度に精通していることが求められています。
診療報酬算定や請求業務は、医療機関において収入に直結する重要な業務です。
最近では、医療費へのコスト意識が高まっています。
そのような中で診療報酬請求の誤算定があってはならず、より精度の高い請求実務能力が必要とされています。
医科2級医療事務実務能力認定試験とは、診療報酬明細書作成技能を含む診療報酬に関する知識、医療関連法規に関する知識を客観的に判断する、全国医療福祉教育協会が実施・認定する全国共通の「実務能力認定試験」です。
試験は年3回実施されます。
合格者には、全国医療福祉教育協会、および特定非営利活動法人 職業技能専門教育研究機構による合格証書が発行されます。
医科2級医療事務実務能力認定試験の日程・合格発表・試験内容など
医科2級医療事務実務能力認定試験の日程・合格基準・試験時間・合格発表・試験内容などを詳細に紹介しています。
受験資格
特にありません。どの試験からでも受験できます。
試験日程・試験時間
2019年度医科2級医療事務実務能力認定試験の日程はこちらになります。
- 試験日程:年3回(6月・11月・3月)
- 試験時間:120分
回 | 試験日程 | 試験時間 |
---|---|---|
第1回 | 2019年6月9日(日) | 10:00 ~ 12:00 |
第2回 | 2019年11月10日(日) | 10:00 ~ 12:00 |
第3回 | 2020年3月8日(日) | 10:00 ~ 12:00 |
※2019年4月1日現在実施されている法令に対応する試験となります。
出願期間
- 第1回:2019年4月1日(月)~5月14日(火)受付終了しました。
- 第2回:2019年9月3日(火)~10月10日(木)
- 第3回:2020年1月6日(月)~2月12日(水)
合格発表(合否発表)予定日
- 第1回:2019年7月24日(水)
- 第2回:2020年1月9日(木)
- 第3回:2020年5月11日(月)
※合否通知は合否発表日にお手元に届くようにお送りいたします。
試験内容(試験形式・出題内容・持ち込み可能なもの)
試験は学科問題と実技問題があります。
試験形式
- 学科問題(マークシート):20問
- 実技問題(診療報酬明細書作成):2問
出題内容
- 学科問題
- 医療関連法規に関する知識:10問
- 診療報酬請求に関する知識:10問
- 実技問題
- 診療報酬明細書作成:2問(外来1問・入院1問)
持ち込み可能なもの
医科点数表・参考書・ノート等の資料・電卓の持ち込みができます。
医科点数表はどちらの出版社のものでも持ち込めます。
合格基準
原則として、正答率6割以上を合格としています。ただし、問題の難易度等により変動する場合があります。
試験会場
全国医療福祉教育協会の認定機関
試験会場一覧はこちら
一般受験の方
希望受験地を選択し、受験申込ページ、もしくは受験願書の所定の箇所に第2希望までご記入ください。
試験会場の指定や申込後の変更はできません。なお、ご希望どおりにならない場合もございますので、ご了承ください。
団体受験の方
お申し込みされた認定機関が試験会場となります。ただし、申込者数などにより、会場が変更になる場合があります。
受験料
- 一般受験:7,500円
- 団体受験:7,000円
※併願の場合、受験料×試験科目数が受験料総額になります。
医科2級医療事務実務能力認定試験の合格率(5回分)
おおむね60%から80%
試験日 | 受験者数(人) | 合格者数(人) | 合格率(%) |
---|---|---|---|
2017/11/12 | 865 | 599 | 69.2 |
2018/03/11 | 363 | 246 | 67.8 |
2018/06/10 | 391 | 262 | 67.0 |
2018/11/11 | 644 | 393 | 61.0 |
2019/03/10 | 308 | 193 | 62.7 |
過去の試験の合格率・受験者数や年度別合格率などの詳細はこちらです。
医科2級医療事務実務能力認定試験の合格率・年度別の合格率や受験者数など
受験申し込みから合否発表までの流れ
受験願書請求・受験申し込みから合否発表(合格発表)・合格証書発行までの流れはこちらになります。
(1)受験願書請求
受験願書の請求方法は2つあります。
- 電話(03-5925-6548)、FAX(03-6692-3431)による願書請求
- 郵送による願書請求
受験願書請求はこちら
(2)受験申し込み
一般受験の方
受験申し込み方法は2つあります。
- インターネットからの申し込み:出願期間最終日まで
- 郵便による申し込み:出願期間最終日必着
インターネットからの申し込みはこちら
郵便による申し込みは、受験願書に必要事項をご記入いただき、出願期間最終日必着で送付してください。
郵便事情等による遅延は認められませんので、余裕を持って送付ください。
下記の「受験願書」をプリントアウトし、「受験願書記入例」を参考に、必要事項をご記入のうえ、送付いただいても構いません。
受験願書・受験願書記入例はこちら
団体受験の方
受験願書に必要事項をご記入いただき、受験料とともに認定機関からのご案内に従ってご提出ください。
(3)受験票到着(試験の約10日前)
受験申込時にご記入いただいたご住所に受験票を試験ごとに普通郵便で送付いたします。
※試験1週間前になっても受験票が到着しない場合は、事務局へお問い合わせください。受験票未着により受験できなかった場合でも、受験料の返金はできません。
(4)試験当日
受験票に記載された試験会場で受験いただきます。指定の時刻に試験会場に集合してください。
「持参していただくもの」はこちらになります。
- 受験票
- 筆記用具
- 本人確認書類(運転免許証、パスポートなど)※団体受験者は各認定機関が発行する学生証等でも構いません。
- 時計
- その他、試験が定める持ち込み可能なもの(電卓、参考書など試験により異なります)
※遅刻すると受験できませんので、ご注意ください。
(5)合否発表(合格発表)・合格証書発行
受験申込時にご記入いただいたご住所に合否通知を試験ごとに普通郵便で送付いたします。
合格者には、全国医療福祉教育協会、および特定非営利活動法人 職業技能専門教育研究機構による合格証書を発行し、同封いたします。
※合否発表から3日過ぎても合否通知が到着しない場合は事務局へお問い合わせください。
医科2級医療事務実務能力認定試験の解答速報(正答)
試験の学科問題の解答(正答)です。実技問題の解答(正答)は発表いたしません。
お問い合わせ
全国医療福祉教育協会
〒160-0023
東京都新宿区西新宿7-8-10 オークラヤビル4F
営業時間:10:30~18:00(土日祝日・夏季休業・年末年始除く)
TEL:03-5925-6548
FAX:03-6692-3431
URL:http://iryou-shikaku.jp/
医科2級医療事務実務能力認定試験の難易度
医科2級医療事務実務能力認定試験の難易度:(やや易しい)
- 受験資格:問いません
- 試験回数:年3回
- 試験会場:全国
- 実技問題「診療報酬明細書作成」:専門的な知識を必要とする
- 合格率:60%から80%(平成23年度~平成30年度の平均合格率は68.3%)
- 合格基準:正答率6割以上
- 資料や電卓の持ち込み可能
受験資格、試験回数、合格率・平均合格率、専門的な知識が必要な実技問題、などから医科2級医療事務実務能力認定試験の難易度は「やや易しい」です。
医科2級医療事務実務能力認定試験の通信講座・問題集
資格取得をめざせる講座ラインナップはこちらです。
講座名 | めざす資格 | 標準学習期間 |
---|---|---|
医療事務講座 |
|
6か月 |
医療事務+コンピュータセット講座 |
|
9か月 |
医療事務総合講座 |
|
12か月 |
医療事務+診療報酬請求事務能力 認定試験対策セット講座 |
|
9か月 |
資格取得をめざせる問題集はこちらです。
実際の試験問題を解くことができます。
平成29年度と30年度に実施した医科2級医療事務実務能力認定試験の試験問題に模範解答と解説を加えた公式問題集です。
「医療事務(医科系)」の医療事務資格・試験
医療事務の資格は、医療事務(医科系)、医療事務(歯科系)、医療秘書系、医療コンピュータ系など、いくつかのカテゴリーに分類することができます。
医科2級医療事務実務能力認定試験は「医療事務(医科系)」です。
医科2級医療事務実務能力認定試験と同じカテゴリー「医療事務 (医科系)」の医療事務資格・試験はこちらになります。